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土木科とはどんな学科か

土木ということばは、中国の「築土構木」という古語に由来するといわれています。しかし、ことばの意味を最もよく表現しているのは、英語の「シビル・エンジニヤリング」です。シビルとは「一般市民の」「市民社会の」という意味で、エンジニヤリングとは、「技術」「工学」をさし、人間の生活、文化の発展に役立たせるための技術を指しています。
人間が定着して生活するようになったとき、最初の仕事が水田の開墾でした。水田をつくるためには川から水を引かなくてはなりませんでしたが、このことから当時も水平を測る何らかの技術をもっていたと判断してよいでしょう。その後社会が発展し、新しい都市づくりや、新しい交通機関の建設にあたってきたのも土木技術者でした。
土木の名前のとおり、昔は土と木で工事を行うことがほとんどでしたが、現在の土木技術はコンクリート、鉄鋼を材料とし、設計や工事管理にコンピュータを導入するなど、現代科学の最先端の技術を用いて世界中の国の発展に貢献しています。

どんな事を学ぶのか(土木科の科目と内容)

土木実習
各土木実習があり、測量実習では距離や角度、高低差を測定したりします。また施工実習では施工作業によって工作物をつくったり、実験実習ではコンクリートや鉄筋の強さ、土の性質と強さや土木材料の性質などを実験したりします。
土木製図
製図の基本である文字や線、その他製図の基礎を学んだ後、測量実習での実測の結果を図面にしたり、設計したりします。また、橋の設計を自分自身で行い、それを図面に表したりします。
土木基盤力学
橋など土木構造物の力学的計算方法の基礎を学び、水や土の力学的性質を学びます。
測量
測量の仕方や計算の仕方、機器の取扱いの方法を学びます。
土木施工
土木工事の方法を全般的に学びます。
社会基盤工学
道路、鉄道、河川などの社会基盤整備や交通、都市計画、環境問題などについて学びます。
土木構造設計
鋼構造や鉄筋コンクリート構造物の設計、基礎、土留めなどの設計について学びます。
課題研究
工業に関する課題を設定し、問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てます。

将来どんな方向に進むのか

主な就職先

公務員
国家公務員(北海道開発局・防衛省)、北海道職員(総合振興局(旧土木現業所))、市役所・町村役場職員(旭川市・札幌市など)
民間企業
一般建設会社、道路会社、鉄道会社、測量・設計コンサルタント、団体職員(土地改良区など)

進学

北見工業大学、北海学園大学、北海道科学大学、各専門学校など

どんな資格がとれるのか

  • 2級土木施工管理技術検定(学科)~3年生の10月に受験します。
  • 測量士補~在学中2・3年生の5月に受験します。
  • 計算技術検定
  • 日本語ワープロ検定・情報処理技能検定(表計算)など
令和4年度 2級土木施工管理技術検定(一次) 100%合格!!